2012年10月3日水曜日

料理レシピ【エビチリ】


調理師専門学校で習ったエビチリの料理レシピです。

エビチリのレシピと書いたが正式には「むき芝えびチリソース煮」で、中国語でいうと、乾焼蝦仁(ガンシャオシアレン)という。

ちなみに"仁"という字は「剥く」という意味がある。それで杏仁豆腐は杏(あんず)を剥いたものという意味になる、ということである。


【主材料】

▼材料(4人分)
むき海老: 300g
葱 : 1/2本
しょうが : 1かけ
にんにく : 2片

【調味料】
紹興酒 : 大さじ2
豆板醤 : 大さじ4
塩 : 少々
胡椒 : 少々
砂糖 : 大さじ1
鶏ガラスープ : 600ml
甘酒 : 大さじ4
トマトケチャップ : 大さじ8
片栗粉 : 少々
酢 : 少々

【シャンチャンの材料】
卵白 : 小さじ1程度
ごま油 :適量
塩 : 少々
胡椒 : 少々
紹興酒 : 大さじ2
片栗粉 : 少々

▼作り方
(1)葱・しょうが・にんにくをみじん切り。
(2)えびは水洗いしてから、塩と片栗粉をまぶしてよく揉んで汚れを出し、よく洗う。
(3)えびをシャンチャン(※1参照)し、低温の油で素揚げにならないように、うっすら赤くなる程度に油通しをする。
(4)フライパンに油を大さじ3から4程度ひき、生姜とニンニクを炒めて香りが出たら、豆板醤・トマトケチャップ・甘酒を入れてよく炒める。
(5)鶏がらスープを入れ、ここで一度味を見る。そして、酒・砂糖・塩・胡椒を入れて味をととのえる。
(6)沸騰させたら海老をくわえ、水溶き片栗粉でとろみをつけ、最後に葱と、酢を少量かけて出来上がり。

※1 シャンチャンの手順
▼作り方
(1)海老の背ワタを竹串で抜く。
(2)片栗粉、塩を入れて揉み、ぬめり・汚れ・臭いを取る。十分に揉んだら、水で3・4回洗う。
(3)キッチンペーパーなどで水気をしっかりと取る。
(4)海老をボールに入れ、紹興酒・塩・胡椒、卵白を小さじ1ほどを入れて揉む。
(5)片栗粉を、小さじに2/3程度入れ、揉む。
(6)最後に油を小さじ1程度入れ、全体になじませるように混ぜる。

★ポイント
・にんにくを縦に切ると中心に芽があるので、取り除く。芽は、えぐみや苦み、焦げやすいなどのため。
・甘酒は中国料理で使う調味料のようで、無くても問題なし、とのこと。


余談;:そもそもこの剥き海老のエビチリは日本にしかないらしい。

もともとは殻つきのままの海老を煮詰めた辛めの料理だそうで、でも日本人は手で食べ物をつまむのを嫌うから、それで海老を剥き、また辛いのが苦手だからトマトケチャップで甘辛にした、という話です。


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